『P2Pとかその辺のお話』の作り方

さて、前回のエントリからのちょっとした続きです。横田さんや吉澤さんからなんでそんなに更新頻度高いの?という突っ込みを頂きましたが、それについて少し。どのようにしてこのブログが作られているか、というお話です。

基本的には、1日に2記事アップしよう、というのが当ブログのポリシーなのですが、よっぽど気合を入れた記事でもなければ、3時間くらいで書けるものです。3時間、というと結構な時間ですが、睡眠時間を削ればそれくらいは捻出できるというもの。それでも3時間は結構な時間ですが、基本的にテレビも時事ニュースも大して見ない私にとっては、P2P関係のニュースが時事ネタということになりますので、もはやネタ探しも普通の生活の一部なのでしょう。

GIGAZINEのように広範なネタをDiggから掘り起こしてくる、というわけでもなく、P2P界隈のネタを海外のP2P系ニュースサイト(右記リンク)やP2P Todayやフォーラムなどを眺めるという感じです。それでも、気になったニュースを読みながらメモを取りつつ。一気に腰をすえて読もう、というよりは、本業の合間合間の時間に、1記事2記事をチョコチョコ読んでいく、といった感じで。

そんな感じで昼の間に10記事くらいは読んで、5,6記事くらいはメモしてるって感じです。それを帰って来て調べて修正して・・・というスタイルでブログを書いています。といっても、全ての記事を消化しきっているわけでもなく、中でも自分にとって気になる記事をピックアップして書いているという感じ。時間的な関係で泣く泣く後回しにしてしまう記事もあれば、基本知識の収集のために書き上げるのに時間がかかるものもあります。そういう記事は、時間がかかってもチョコチョコと書き溜めていきます。

書きあがってる記事、書きかけの記事を含めて、常時10くらいの記事を抱えている状態ですので、多少体調が悪いとか忙しいというときにでも、それらを手直ししてアップロードする、というように更新を続けています。最近、更新が鈍っているのもちょいと風邪をこじらせてしまったせいでもあります。ディスプレイ見ていると気持ち悪くなっちゃって・・・。

さて、私の扱う記事の大半は英文のものですが、英語が苦手、という方もいらっしゃるかもしれません。私もそれほど得意なわけではないのですが、ただ、所詮は人の話す言葉です。高校レベルの英語を何とか思い出せれば、なんとなくでも理解できるはず。しかも、現在はWeb翻訳なるものがいつでも利用できるのです。もちろん、機械訳ですからそのままでは理解できる代物ではありませんが、Yahoo翻訳などはセンテンスごとに分割してくれるので、理解しやすくしてくれる、英文と訳文の対応をハイライトしてくれる、という意味では有用です。最初のころはずいぶんとお世話になりました。もちろん、よほど文法規則に則った簡便な記述でもない限りは、正しく訳されることは少ないですので、文章の構造自体は自分で組み立てる必要があります。

また、専門用語が多く使われる分野ですので、わからない単語を辞書で調べたり、わからない言葉はWeb検索したりします。

その辺は、英辞郎などを活用すると便利です。ALCが無料オンライン辞書を提供しています。ただ、もっと英文記事を読むのをスピードアップさせたい、というのでしたら、実際に英辞郎を書籍なり、データなりで購入し、"MouseOver Dictionary"などを利用するのが良いかと思われます。書籍で購入すると定価2,500円(第二版でもよければ中古でもっと安く買えます)、データでオンライン購入すると1,980円ですが、個人的にはそれくらいの価値は十分にあると思っています。あとは、「慣れ」です。

当ブログでは、1つの記事、1つのトピックを掘り下げて考えよう、というスタンスで書いておりますので、解説というほどクールな書き方をしていませんし、むしろ冗長なエントリが多いかもしれません。その辺は、1つの記事、トピックに関する情報を出来るだけ多く盛り込んで、それを元に考えてほしい、という願いからでもあります。単に事実だけを述べる方が淡々としていて良いのかもしれませんが、そこでの自分の感情、人の感情(たとえば引用記事の筆者の感情)を伝えたいとも思っています。

まぁ、こんな風にして『P2Pとかその辺のお話』というブログが出来上がっているわけです。日本には数多くのP2P系、特にP2Pファイル共有系情報サイト・ブログがありますが、P2Pファイル共有系ニュースサイト・ブログ(特に海外)はそれほど多くありません。その辺で、当ブログの存在意義を自負しているわけですが、悲しいことに意見も偏っているし、ニュースに対する考察がメインのブログですので、淡々とP2Pファイル共有界隈のニュースを読みたい、という人には、ちょっと食傷気味のブログでもあります。その点でまだまだ需要に対する供給がなされてもいない分野なんだろうなぁと個人的には思っております。

その辺に参入してくれるブログがあれば、きっと人気が出るに違いない、と私は確信しているのですがどんなもんでしょうね(ほぼ、私の願望ですが)。

以上、『P2Pとかその辺のお話』の作り方講座でした。まぁ、「習うより慣れろ」ですから、自分で書き始めてみて、自分なりのスタイルを作るのがベストなのでしょうし(実際にそうなるんでしょうけれども)。ただ、楽しいと思えればそれほど苦にはならないものですよ、ということがいいたかったわけです。

コメント

Re: 『P2Pとかその辺のお話』の作り方

いつも楽しく拝見させて頂いています。
P2Pニュースだけでなく、それについて意見を述べているサイトは数がなく、非常に参考になります。
これからも自分のペースで頑張ってください。

Re: 『P2Pとかその辺のお話』の作り方

Darknessさま

コメントありがとうございます。

海外のサイト、ブログを見て私はこのブログを始めたのですが、P2Pファイル共有を扱っている海外のブログ、たとえばSlyckやP2Pnet、TorrentFreakたZeroPaidなど、その意見の方向はともかくとして、しっかりと意見を述べているんですよね。もちろん、たまには言い過ぎじゃない?という過激な意見もあるのですが、とりあえず思ったことを表明する、ということは大切だなぁと思ったものです。

「日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよ」というこのブログの説明はそうしたところから来ています(もちろん、海外でもろくな扱いを受けていない部分もあるのですが)。多少のレトリックを用いたりもしますが、ファイル共有を著作権などの問題を真正面からぶつけ合う、という意見も必要なのだろうな、と思うのです。それも、ユーザの側から。明確な答えの出る問題でもないですので、これからも自分の考えをつづらせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

励ましのお言葉、ありがとうございます。本当に励みになります。
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